続いて静岡県熱海市にあるMOA美術館に行ったのでご紹介致します^^

静岡県は私の地元でもあります。

車で行ったのですが、相変わらずの山坂を登った所にMOA美術館が

見えてきます。

MOA美術館の入口周りには黒松が植えてあり、風の強い高台にある

MOA美術館にはよい防風林です^^
赤と黒のドアから館内に入ると、見えてくるのは広いロビーと絶景。

この建物は2017年に一度新装開店を行い、特殊なガラスケース

を使って設計されています。

 
奥の入口から展示室が始まる
光学ガラスを使用した窓。芝生の広場に植えられているのは桜
こちらは黄金の茶室

豊臣秀吉ゆかりのこの茶室は運搬が可能な組み立て式になっており、

御所や北野大茶湯などで披露されたといわれています。

本物の黄金の茶室は大阪夏の陣で焼失したそうですが、

黄金の茶室は、武将と茶人と宮廷人とが文化的接触で

花開いた華やかな桃山文化の象徴の一つだそう。
残念ながら、尾形光琳の「紅白梅図屏風」は2月でないと

展示されませんでしたが、杉本博司さんの「月下紅白梅図」

が展示されていました。

時刻は夜。

プラチナ・パラジウム・プリントといった耐久性と美しさを持つ

印画法が使用されているそうです。
続いてMOA美術館の庭園「茶の庭」へ。

こちらは凄かったです^^

管理も行き届いていて本当に綺麗にしてありました。

見えるのは、「唐門」

元々は神奈川県大磯町の三井家別邸にあったもの。

左右に見えるのはツバキとアセビ。

アセビは半日陰に強く、日本庭園のアクセントとしてよく使われていて、

弊社での庭造りの際にも取り入れることが多いです。

幹も曲線を描いているので動きが出せます^^

 
一般の家庭でも土留めの際、ブロックでなく石垣を積んで、

植栽を絡ませると味が出てきます^^

 
樹木はほぼモミジ、時々ノムラモミジ

近景と遠景が良く分かる写真です。
樵亭
普段は非公開だそう、生垣はアセビです。
モミジのトンネルを抜けた先にある松林。

この松最初は1本の樹木かと思って近づいたら、

何本もの小さい松の集合体でした。

背景の松林もそうです。一本一本は細くてヒョロヒョロしていますが

集合体は随分とボリューミーに^^
ササも本当に綺麗に切りそろえられていました。

 
最後。川の流れ。

私も社長の手元で石に触る機会があるのですが,

小さな川の流れでも自然の摂理に従った庭づくりが大切で、それによって

安定感を得られると感じます。

坪庭など庭の大きさは関わらず、上流には大きな石を、

下流に行くに従って丸みを帯びた石を据えていく。

そして植生です。水辺には水辺の植物が良く育つししっくりときます。

石組は空間が引き締まります。

流れだけではなく、階段やアプローチ、石垣、玄関回りなど引き締まった

外回り空間を構成するにはもってこいです^^








 
MOA美術館は、美術館含め、庭も本当に綺麗です。

凄く文化的な時間を過ごせました^^

熱海は最後に伊豆山神社に行ってきました^^

そちらも少しですがご紹介します。